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ピンクの道着

俺はソファーカバーを頻繁に換える。
先日、赤いソファーカバーを洗濯機に突っ込んだ。
アリエールを入れ、ハイターを入れ、ダウニーを入れ、スタートボタンを押して部屋に上がった。
むむむ、黄色いメッセンジャーバッグが置いてある。
その日、とても疲れていたので、稽古が終わってから洗濯をせずにそのまま昼寝をしてしまったんだった。
おっと、こいつも、と思い道着と帯を持って階下の洗濯場所へ。
何も考えずに洗濯機に放り込み、午前3時頃に飯を食い、洗濯機が止まった電子音で下へ再び降りた。
薄暗い中、洗濯物を干し、次の日になってようやく気付いた。

ん、
ん、
ん、道着が、
ぴんく。

か、
か、
か・わ・い・い。

俺のキャラクターにぴったりである。
と、潜在意識に刷り込み、己を自己説得した。

日曜日、稽古のとき、普通に道着を着て、更衣室から出てきて、ストレッチ。
みんなは俺を見ているが、なにがなにやら。
当たり前である。
俺の中で自己説得は終わっているのだから、ピンクの道着を着ている意識はない。
自覚が無いのだ。

そこで、先生が「どうして道着がピンクなの?」と・・・。

その瞬間、今までの時間がフラッシュバック。
「それ、突っ込んだらいけないって、ネットに書いてありましたよ。」と、Oさん。
そうだった、伏線を張って道場のホームページに、突っ込まないでくださいって書いたんだ。
その後は気まずい雰囲気。
でも、稽古中は先生が笑いをこらえて・・・俺のことを見てくれない。
でも、稽古は進んでいく。
30分ほどしてほとぼりが冷めた頃、遅れて入ってきたF先輩が一言。
「なんか、道着の色・・・。」
また、突っ込まれた。
この、道着の色が落ちるまでに、俺は黒帯が取れるのだろうか。
それとも、カワイイキャラを押し通さねばならないのか・・・。
事故なんですよ。
事故っ。

Copyright © 天地真理郎(あまちまりお)の『押忍!超・超・超初心者のための国際空手道連盟「極真会館」壮年部入門・過去の稽古日記』 : All rights reserved

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